フィンランド トゥルク市立図書館 街と川に融合するガラスと石の外観
フィンランドの人達は、読書好きで、図書館の充実度や利用率では世界のトップレベルです。フィンランドの第4の都市であるトゥルクにも1903年に完成した図書館がありますが、更に1997年のコンペにより、新しい図書館が旧図書館の隣に計画され、2007年に完成。今では多くの市民が使っています。
設計したのは、ヘルシンキの設計事務所でJKMMアーキテクト
トゥルクを流れる川や、街並みをいかに図書館へと融合させるかがコンペのポイントだったそうで、大きなガラスからは、街並みが内部に取り込まれていました。
さて、外部ですが、白い石とガラスによる大胆な構成
交差点のところがエントランスです。
奥に見えるのが旧図書館。いまでも現役
内部に入りますと、木を使った暖かいインテリアと北欧デザインの優れたセンスがうかがえます。
建物の中央には2階に上がる階段が、象徴的に付いています。
アスプルンドのストックホルム図書館を連想させる導入部
2階は天井が高い大きな吹抜け大空間
格子の天井、大きな開口部、細い柱。綺麗なインテリア