床の段差を設け、拡がりを感じさせる会員食堂 綿業会館
1階吹抜けホールに接して右奥にあるのが、綿業倶楽部の会員の為の食堂です。
階段脇の開口部扉から中に入ります。
大きな食堂部分は、数段ステップを下がったところにあるので、入った時にその広さが認識されて、拡がりを感じます。入り口と同じレベルの席もあり、ここは、2段の床で構成されています。何よりも目がいくのが、天井の装飾。壁の装飾であるミューラル・デコレーションを天井に施したデザイン。グリグリと凝ったデザイン。でも天井が高いのと、柱や壁がおとなしいので、違和感は感じられず、落ち着いて食事が楽しめます。
吹抜けと銅像のあるホールから中に入ります。奥がエントランスホール
そして数段のステップが設けられています。
この数段の段差のために、平面的な食堂空間に立体感が生まれます。
この方が、食事をしていても賑やかですし、空間に奥行が感じられて楽しいじゃないですか。
天井の装飾にも注目
一段高い客席の壁は大理石の腰壁
そして、壁に掛けられた時を刻む時計も素敵です。