フィンランドの建築家 ユハ・レイヴィスカ設計のミュールマキ教会(2)静かな光で満たされた教会
ユハ・レイヴィスカの設計したこのミュールマキ教会に入っていきます。
エントランスは、天井の高さが抑えられ、外の緑を一杯に取り込む大きな開口部が設けられた空間でした。
寒い国なので、どこの建物でもそうですが、大きなコートクロークがエントランス脇に備えられています。
そして、教会聖堂に向かう白い格子の扉が目に留まります。
天井は、3段構え。段差があるのですが、折り上げ天井というのではなくて、水平なプレートが折り重なるような造形です。
平面図
細長い敷地に対して、真ん中のエントランスが中心に、右が聖堂。左は事務所や集会所、神父さんの部屋が入るゾーンになっています。
いくつかの段に分節して、その壁と壁のスリットから光が入るように平面計画されています。
そして聖堂への扉から中へ。
白い透明な光が満たされた静かな聖堂が見えてきます。
大きな吹き抜け空間
正面が祭壇。光が何重にも重なるまさに光の教会です。
祭壇の左側には大きなパイプオルガンが配置されています。
祭壇の右側
息をのむ美しい教会です。