高知城歴史博物館 高知城が目の前に見える展望バルコニーと階段室
高知城の目の前にあるだけに、このお城を如何に景色として取り込むかがこの建物の大きなコンセプトだったと思います。ここでは、移動手段としての階段室をお城側に設け、そこに菱形の開口部、これは構造的にも有効に働いていますが、それを通してお城やその廻りの景色をとりこんでいます。
博物館や美術館は、展示空間はシンプルで光も基本いれないスクエアーな部分とそれ以外の移動空間に分かれますが、その移動する場をいかに魅力的にするかが、腕の見せ所です。
1階の通路部分。建物の両側が入り口で、この通路は自由通路。2階までは、フリーに入れ、2階の展望カフェも入ることができます。
階段部分
2階の通路。菱形の開口部からは、お城が見えます。
階段の詳細と、木の壁
外部のバルコニーからは、天守閣が目の前に
あいにくの雨でしたが、日曜日に開催される日曜市は、多くの観光客と地元の人達で賑わっていました。