高知県梼原町まちの駅ゆすはら マルシェ・ユスハラの森のような市場
まちの駅ゆすはらは、市場(マルシェ)とホテルがくっついた建物です。吹き抜けの部分は市場でその吹き抜けに面してホテルの客室が並びます。市場側がホテル客室の玄関、廊下になっていて、人の出入りが見えます。客室の入り口を反対にして、客室の窓を市場側に向けて、客室から市場が見えるようにしても面白かったかも。ホテルの仕上げは、アルミと白い内装で、木を多用した市場とは、全くテイストが異なります。木の市場の吹き抜けと金属内装のホテルの廊下がくっついた構成は、同じく隈研吾氏が設計した東京駅の中央郵便局(古いモダニズム建築と、斬新なガラス貼りのオフィス建築を上手く対比させた建物)の吹き抜け空間を連想させます。
入口です。
入ると市場の吹き抜け
大きな吹き抜けを支える木の形をした柱
そして、茅の外壁
ランダムな開口部からの光が美しい。
壁の一面が鏡になっていて、柱が続き、空間がひろがっていくように見えます。
それほど広くない市場ですが、この鏡の壁の効果は絶大でした。
ホテル側の内装
なかなか面白い建物でした。