宮代町進修館 どこからでも出入り自由のオープンなコミュニティーセンター
さて、再び埼玉県宮代町の進修館に戻ります。
このコミュニティーセンターは、そとからの出入り口がたくさんあります。むしろ、町の街路と連続して、通り抜けも自由だし、独立した建物と言うよりか、土地の一部という感じがしました。
円形広場からの下の階、上の階に自由にアプローチできます。その動線もきちんとした入口というのではなくて、洞窟のような複雑さがあり、大自然の有機的な形態がそのまま建築化されたような感じです。
建物は、広場を囲うような配置で、アーチのある回廊となっています。
局面を描いているので、先が見えず、連続感が味わえます。
建物の開口部は面白い形態。大きなガラスの入った窓の下にはコンクリートの跳ねだしたベンチがあります。どこでも好きなところに腰かけて、円形広場を眺めることができる装置。
こちらは、1階の出入り口の一つ
宮代町役場がわのファサード
高い部分は、スロープが入る、明るい廊下
すっかり蔦に覆われて、自然との一体感が伝わる外観
手前には木造の和室が、くっつきます。茶室としても使える平屋の木造建築です。
コンクリートの有機的な建築とのギャップも面白い。
外部開口部廻りのデザイン