インスピレーションとオリジナル

あっという間に6月突入。早すぎる。しかも夏がきたかのように暑い。この先の6月の梅雨や、7,8月の猛暑を考えますと、なかなか気持ちがなえていきますが、ここは気を上げて、暑さに負けないようにしないと。 さて、いきなりですがオリジナルに関して。 建築をデザインする。そこには、多くの条件をクリアーした後の最終形が現れるわけです。オリジナルとは何か。まったく無から今まで見たこともないような形を創り出す。でもこれは至難の業です。自然や宇宙、そして何気ない日常にころがるもの、どこかで見た形態、そして他の建築などから突如インスピレーションが沸き、そこから自分のオリジナルの形を導き出す。というのが普通だと思います。起きても寝ても、ずっとそのことを考えていると、ヒントが与えられるのですね。過去の有名建築もその元となる遺跡や、集落など、オリジナルの大元となるものが必ずあります。昔のものをリ・デザインする。それでも良いと僕は思いますが。 さて、なんでそんなことを書いたかといいますと、黒川紀章が設計した新国立美術館を展覧会の入場行列に並びながら見上げていたとき、昔雑誌で見たブラジル建築家オスカーニーマイヤーのアパートメントビルの外観を思い出したからです。 これがオリジナルとは言いませんが、黒川さんもここからも何かヒントを得たのではないでしょうか。

この投稿へのコメント

  1. snow said on 2017年6月2日 at 4:44 PM

    「新国立美術館」ダンベ!
    劇場は柳澤孝彦+私たちなので。
    お久しぶり、元気ですか?
    ところで、私たちの結婚披露パーティー(古いね)の幹事を、
    貴兄と一緒にやってくれた、深谷かほるチャンが、
    今大変なことになってるって、知ってた???
    http://www.asahi.com/articles/ASK507GGFK50UEHF012.html
    本編の1:08あたりを見よ!

  2. ヒゲのなくなったヒデちゃん said on 2017年6月3日 at 9:13 AM

    あちゃー。間違えた。修正しました。
    深谷さん、素晴らしい。皆いろんな人生を歩んでますなー。