フランクロイドライトの装飾された光の柱  帝国ホテルフランクロイドライト生誕150年記念展示

展示スペースにはいくつかのライト設計による柱が作られていました。 タイルと大谷石の装飾された柱からは、柔らかい光がこぼれてきます。 こんな装飾しつくされた柱や梁、壁で構成された空間は、さぞかしエキゾチックだったんだろうなと想像できます。名古屋の明治村にある帝国ホテルのエントランス部分では、その空間の一部を体感できるわけですが、その一部でさえも、身体が震えるような感動を覚えます。 第1期黄金時代と2期黄金時代のはざまに位置する帝国ホテルは、ライトにとって2期黄金時代を迎えるまでの力を注ぎ込んだ力作であったことは間違えありません。 地震国日本の為にキャンチレバーという構造を考えだし、その考え方は落水莊に引き継がれます。関東大震災においても壊れなかった帝国ホテル。デザインだけでなく、構造にも全力投球した結果です。 宴会場の写真 宴会場に至るプロムナードの写真