水上の別荘 無事引き渡し。冬を越した工事
水上の別荘が完成しました。
昨年の4月から工事はスタート。12月には雪が降り、今年の4月末までは、工事車両がなかなか入れない豪雪の中、職人さんは頑張りました。雪が解けてからも、難しい納まりや、仕上げ工事を経て、辿り着きました。芝は、夏すぎに植えて、しっかりと根が張るのを待ちます。
写真で振り返りますと、なかなかの難工事。けがする人も無く、安全で無事引き渡しが完了したことに感謝しかありません。
基礎工事
敷地を見て、斜面に対してどのレベルを入口のレベルにするか、結構悩んだ末の配置です。
斜面なので、雪が上から斜面を降りて建物に流れていくので、基礎コンクリートをこの斜面を受ける面は高くして、建物に雪による害が及ばないようにしました。
屋根と壁の柱・梁は、大断面の集成材。
鹿児島の山佐木材さんで制作して、はるばる群馬まで運んできて組み立てました。ジョイント金物も多く、うまく木がつながっていくか心配でしたが、集成材の精度はとても良くて、きちんと収まりました。
意匠上でもポイントとなる登り梁の取り付け
構造材の建て方が終わると、次は、屋根の構造面材の施工と、屋根防水工事に移ります。
このあたりから、次第に雪が降りはじめます。何とか本チャンの豪雪にならないうちに屋根を仕上げないといけないのでちょっと緊張した期間が続きました。
そして屋根を仕上げて、養生して、雪対策完了
外壁にサッシを取り付け、壁を貼って、断熱工事を行い、外壁の仕上げの板を貼ります。
雪が溶けて、石工事。基壇の部分は、石を積んでいきました。
最後に残った暖炉の煙突も無事施工。完成です。