模型で考える 既存建物との関係性
既存のストックを利用する。これから増々家が余る時代に突入していくなか、リフォームして理想の家に作り替える。今の住み方に合わせて増改築する、工場の跡などの大きなスペースに住まう。子供が出ていった後の部屋を貸す。民泊再利用等々。それでも家自体がペラペラの家ではその耐震性、耐久性が問題で、補強にもかなりの予算をくまないといけない。やはり新しく建てる建築は小さくても品質が大切だな。・・・とかいろいろ考えることが多いこの頃ですが、しっかりしたデザイン的にも優れた造りの歴史を感じる住宅に住むにも、どうしても構造的な問題から、一部を解体し、建替えして住みつないでいく必要性が出てきます。今回の計画では、平屋の部分を残し、主屋を建て替えるという計画。模型をつくり、その関係性からいろいろ検討しています。
和風の既存建物との連続性をどうするか、全体を見た時に違和感なく、廻りの街並みに溶け込むのか等々、検討事項は山ほどありますが、そこに楽しみを感じながら日々やってます。