フラミンゴ・ダイライ・リゾート カンファレンスホール 竹の梁
カンファレンスホールの天井は、屋根構造をそのまま表現したものです。
柱と梁は全て竹。竹を束ねて、ひもでくくりつけた構造。
ベトナム建築家ヴォ・チョン・ギアさんの考えた構造です。豊富で、生成能力が高く、構造的な粘りもあり、昔の住宅でも使われてきた素材を生かしたものです。日本の竹と異なり、肉厚があり、強い。それらをまず、泥水に付け腐らせ、虫を追い出す。さらに火であぶることで、耐久性も生みだします。一番大切で無ずかしいジョイントには高価な金属を用いないで、ひもを用いました。ひもをくくる職人は、ギアさんの出身地から雇った仲間だそうで、試行錯誤の上、ここまできたそうです。金属ジョイントではないので、竹の伸びやかさが視覚的に見てとれ、細さを実感できます。
屋根面
垂木も竹。色は、火と煙でいぶした為にできた褐色です。