国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館(2) 光の柱で囲まれた、平和を祈る空間。
長崎原爆死没者追悼平和祈念館は、水盤の下、地下2階の建物。
地下2階まで下りて、総合受付から資料室を見て、コンクリートの廊下を歩き、追悼空間へと導かれます。
これが平面図
静かに心を落ち着け、中に入ります。
2層吹き抜けの追悼空間には、ガラスの柱が並び、水盤に設けられたトップライトから光が注がれます。
上を見上げると、青い空が見え、丁度こんな感じで、爆撃機を見上げたのかと想像しました。
綺麗なガラスの柱は、亡くなった死没者の想いのようなものが表現されていて、本当にいろいろ考えさせられます。
ガラスの柱の正面には死没者名簿が入れられていますが、訪問したのが8月10日で、原爆投下日9日の次の日でしたので、
式典に出されており、ここでは見れませんでした。
追悼空間の中のベンチ。ここに座り祈ります。
追悼空間を出ますと、滝の壁が見えるホールとなり、あらためて平和を祈る気持ちになりました。
地下1階にも追悼空間が見える展示スペースがあり、そちらでは3D映像による原爆投下直後の長崎の街が見ることができます。
精神的にはかなり重い施設であり難しい建築でしたが、非常によくできていて感動しました。
夜は、水盤に発光ダイオードが亡くなった方の魂のように光ます。こちらはまたの機会に訪問したいと思います。
建物の設計は、栗生明+栗生総合計画事務所
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