日本の民家 白川郷(2) 自然に溶け込む合掌造り
高い杉の木。その前に置かれた茅葺屋根の倉庫。そして目の前に広がる青々とした田んぼ。
まわりの自然に溶け込む建築とはこういう建築のことですよね。
壁も屋根もすべて地場で採れる自然素材。だからこそ、廻りの風景に溶け込んでいるのです。
この倉庫も茅葺屋根の合掌造り。窓など要素が無いだけに、「家型」というにふさわしいフォルムです。
こちらは大きな民家。どうやら民宿をされているようです。側溝には、きれいな水が流れていきます。
この家には屋根から壁に朝顔の花が見えます。
ブラウン系の色をした背景に対して紫色の花と薄緑の葉っぱの色が見事なコントラストを生んでいます。
こちらも、奥に見える2棟の倉庫が印象的でした。
それにしても立面における屋根が占める面積の大きいこと。
豪雪地帯なので、屋根は急こう配の切妻屋根ですが、雨も多い日本ではやはり屋根のデザインが建物を決めているという感じです。