建築の日本展 森美術館で開催中の日本建築の遺伝子のもたらすものを見学

六本木森美術館で開催中の展覧会「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」を見学してきました。 歴史的建築からモダニズム、そして現代建築へとつながる脈々とした日本らしさを体感できました。 とても大きな企画展で、日本の和様から唐様、そして神社・仏閣の組み物、モダニズム、現代建築の日本的な流れを 大きな模型や、写真、映像で堪能できました。 昔から、大陸や海外から伝わるいろいろな技術や考え方に影響されながらも、自然素材を生かした日本らしいきめ細かなデザインの創造や、 自然と一体となる考えの具現化してきたんだなあと改めて思います。 沢山の模型がある中で、建築家丹下健三の自邸の大きな模型は圧巻でした。 桂離宮を思わせる浮いた床。庭にせり出すバルコニー、水平ラインを強調する2枚の勾配が異なる薄い屋根。 自由に開閉できる間仕切り。手すりのデザインもすばらしい。 さすがは丹下さん!とうならせる建築です。