日光中禅寺湖 イタリア大使館別荘 湖とつながる広い縁側
日光は、外国人の避暑地であったため、大使館も夏の間、ここに移って仕事をしたそうです。
今でも残るのが、このイタリア大使館別荘。
設計は、アントニン・レーモンド。
大きく開いた中禅寺湖に対して、建物を横方向に広くとり、湖に対して大きな広縁を設けています。
1階は中禅寺湖の方から、横に長い広縁、そして大きなワンルームであるリビング・ダイニング・書斎。
廊下があって玄関、そして裏動線のキッチンが続きます。
きわめてシンプルで解りやすいプラン。
しかしながら大きな広縁が決定的に効いていて、自然とつながる気持ち良い空間となっています。
玄関ポーチから、エントランスホールを経て、引き戸を開けると、目の前に中禅寺湖が飛び込んできます。
今回は、改修中の為、外部足場がかかっていて、その感動は若干薄れましたが、それでも気持ち良い。
大きなワンルームのリビング・ダイニング
暖炉
こちらは、ダイニングから見たところ。
そして、広縁。
ここに腰かけていると時間を忘れます。
結構巾も豊かにとられています。