駐車場が面白い。運転して楽しい、見て楽しいスロープが見えるつくば第3駐車場
車を運転することが仕事上多いので、立体駐車場も利用しますが、たいていというかほとんどが箱の駐車場で
ただ、車を入れるだけの機能一辺倒の建物。そこに何も感じることは無く、駐車場とはこういうものだと思っていました。
つくばに行く用事があり、ならば建築家伊東豊雄さんの設計した第3駐車場に停めようと、初めて入りました。
何が違うか。車を入れる時、そして面白いのが出庫して降りるスロープです。
特に上階から1階に降りてくるスロープが箱の建築から外にいったん飛び出して、また中に入ってそれから外の道へと出ていく。
ちょっと遊園地感覚になって運転していても面白い。
またこのスロープは外の遊歩道からも良く見えるので、遊歩道を歩いている人からも車の行き来が見えて楽しい。
しかも黄色のラインが効いてます。スロープを強調する優れた色彩感覚。
なるほど、駐車場もちょっとしたアイデアでこう変わるかと、結構感動しました。
こちらは運転中のスロープ
外壁は縦ルーバー
1階に降りてくるスロープと吹抜け空間。たしかに動きのある空間でした。
またこの駐車場ビルは裏と表の道に高低差があり、その高低差を利用してテナントも入ったテナントビルにもなっています。
低層部だけ見ると駐車場には見えない面白さ。
その段差のある両側の道をつなぐ吹抜け空間
テナントに入るステップ。伊藤さんらしいシャープなデザインです。
ここだけ見ると駐車場ビルとは思えません。
勉強になりました。