東福寺方丈 八相の庭 南庭
東福寺に立ち寄りました。これが3回目
以前の2回は紅葉の時で、観光客でごった返していましたが、さすがに梅雨の時期、まはらな人のおかげで、じっくりと庭を鑑賞できました。
JRの東福寺駅から歩いて10分ほど、まず橋を渡りますが、その向こうには紅葉の景色で有名な通天橋が緑の中に見えます。
さらに歩いて、東福寺の伽藍の中に
今回の目的は、作庭家藤森三玲が作庭した方丈の庭
まず、入って目の前に表れるのが南庭
波を表した砂の庭の中に仙人が住む四仙島をダイナミックに表現した石を配した庭です。
そして奥には五山を表現した築山。苔の山。
この苔の柔らかいラインと砂の海の境目は、見事なカーブを描き、流動的で動きが感じられる表現になっています。
四角し整然とした漆喰の塀で囲まれた中に、有機的な動きのあるデザインが対照的になされた見事な庭です。