山形県金山町(2) 水が流れる街路
山形県金山長は、豪雪地帯です。
昔の人の知恵で、ここ金山の中心街には山から流れ込む水路が道路際に設けられており、
冬に積もる雪をこの水路に落とすことによって除雪していました。
今では水路の転落が危険ということで、手すりを付けたり、暗渠にしてしまう市町村も多い中、
この金山町では、昔のままの水路として活かし、冬には除雪のために活用しています。
その中で大堰(おおせき)は、先人達が金山川から取水した農業用水路で、その大堰に沿って周辺住民や
旅行者にとって使いやすい憩いの場にしたのが大堰公園
この大堰脇には鯉の休憩所を設け、堰の中を悠々と泳ぐ鯉を見ることができます。
大堰と遊歩道の夜景
夜景
夜景(2)
夜景(3)
八幡公園は、ほとんど使われていなかった児童公園と空地をつなげ、池のある公園に整備したもの。
金山の「水とみどりの小径」の起点として整備。
池の奥にある太鼓橋は、金山杉を用いたもので曲面の橋の下端をコールテン鋼のテンションでもたせたハイブリッド構造
これら水と緑の公園も町と住民が長い時間をかけながら取り組んできた結果できあがった街並みと風景です。
そこには地道な努力と、熱意がかけられています。