鎌倉歴史文化交流館 壁の建築
なんと、長年使っていたパソコンが故障。さすがにウィンドウズ7で図面も書いてましたが、ここにきてそろそろ変えなさいというお告げのごとく調子が悪くなりました。そこで、新規に組み立てなおしてもらってこの後数年はバッチリ対応できるものに買替ました。
プリンターも寿命で真っすぐな線が一部斜めになるなど、図面としての体裁もなさないので、これも購入。ただし、このコロナ渦でアトリエ到着は1か月後です。
というわけで、何だかんだ理由をつけながらサボっていたブログもそろそろ開始します。
日誌ということで、建築や都市、景観やデザイン全般に至るまで、自由に思ったことを書いていこうと思います。
前置きが長い!
今日は鎌倉の鎌倉歴史文化交流館
建物は、イギリスも有名建築家サーの称号があるノーマン・フォスターです。
この建物は、当初邸宅として設計されたもの。2004年竣工。そののち鎌倉市が買い取り、歴史文化交流館という博物館として再生したものです。
博物館になるぐらい大きな住宅建築でした。
まずは、外観
市役所の方からアプローチすると、緑の中に水平線が強調される長い壁が見えてきます。
坂の下からアプローチしますと、重なる壁が見れます。
大きなガラス開口部が壁に放たれ、そこがエントランス。
多くの植栽の中に壁の水平ラインが映えます。下の写真の建物は別館
有機的な森と重なり合う壁
信じられないような庭が広がっています。
この壁はテラゾーですね。磨き仕上げ。最上段のみ素の仕上げです。
こちらは別館から本館を見たところ。
こちらが平面図。
エントランスから中廊下を中心に左右に部屋が付いています。
最初は閉鎖的な空間ですが、部屋に入ると、大きな開口が設けられ、そこから広大な庭の景色が眺められます。
この明解なプランだからこそ、博物館に転用できたのが、納得いきます。