大隈記念館(2)赤い光、青い光が織りなす、教会のような階段室
内部へと入ります。
左右対称の正面の真ん中にある扉を開けると、これまた正面に階段が登場
1階は、大隈重信公の業績の歴史がわかる展示がされています。
まずは、この建物内部の最大の見せ場である階段
階段脇の壁面や、巾木のディテールなんぞ、あくまでも彫刻的な納まり。
見事です。
そして階段を登るにつれて、赤と青の光で満たされていきます。
踊り場から振り返ったところ。
赤い光は、建物正面の大きなガラス窓に入れられたステンドグラスからの光。
そして青い光は階段上部の光窓からのもの。
踊り場から上部を見上げるとこのような不思議な造形の中に、赤と青の光が壁に反射して不思議な世界を創り出しています。
青い光は上部の梁の上の空間から注がれます。
美しい造形
銅像は大隈重信公
踊り場から見た銅像部分の開口部
階段を上がった2階からこの青い光窓を見上げます
どのような構造になっているのか?
その部分の断面図です。
アールの壁に、光はなめるように注がれます。
壁の色は白。赤いのは外部からの光がステンドグラスを介して入ってくる光が、壁に投影したもの。