佐賀県立図書館 ヒューマンスケールが心地よい。
佐賀県立図書館です。
前面の広い公園からの外観。
水平方向に気持ち良く伸びる外観
2階バルコニーと屋上手摺の出により、陰影が付くことで、更に水平ラインが強調されています。
設計は、第一工房の高橋てい一氏と内田祥哉氏
前面の公園は、整備されたばかり。噴水水盤もなかなか環境と建築に合致したアイデアです。
内部のエントランスホール。天井は、構造表し。連続する梁が、パースペクティブに奥行きを感じさせてくれます。
エントランスホールは、公園側からも道路側からもアクセスできます。
道路側の地盤レベルが公園側よりも1mぐらい低いのをうまく階段でフォローして、空間に流れを創り出しています。
地盤の高さを考慮しながら、道路と公園がエントランスを挟んで繋がる構成。天井は低く、ヒューマンスケール。
床の仕上げ。黒い玉石の洗い出し。壁はコンクリートの小叩き仕上げ。
道路側のエントランス
庇を支える梁は、奥に竪樋を挟み込み、しかもダブルの梁とすることで、より繊細にデザインされています。
道路からは、ブリッジを用いて、アプローチします。水平ラインが美しい。
ブリッジの手すり形状も、単純な形にはしていません。これによって野暮ったい感じが薄れ、シャープに見えるようになります。