東京都市大学(武蔵工業大学)7号館 学生達お溜まり場、学習の場があちらこちらに散りばめられた校舎
もう、かなり昔ですが、私が大学生だったころは、自分で一人で学習するには、図書館に行くというのが普通でした。
要は、勉強したり友人たちと語り合う場は、教室か研究室か図書館ぐらいしか無かった。
またちょっと珈琲を飲んだりするのも食堂か、近所の茶店しかなかった。
この新しい7号館では、学生が1人学んだり、語り合ったり、軽く飲食したりするスペースがふんだんに盛り込まれています。
ここにいれば、ほぼ1日を暮らせるような自由な空間があるんです。
わざわざ茶店に行く必要も無い。
授業は、かなりオープンなガラス壁の中で行われていて、授業に出ない人も何をやっているのか、解ります。
なかなか面白い。
ガラスの壁が両サイドに設けられているので、とても開放的。
閉鎖的な教室のイメージは全く無く、大げさに言えば、どこか外の木陰で授業をしているような気持ち良さがあります。
こちらは、階段を何段か下がったところに設けられた講義室。
天井高さを確保するため、床段差を設けたそうですが、こちらもオープン。勿論閉じることも可能です。
もうひとつこの建築で面白いのは天井。
空調や設備をうまく隠しながら、天井材をデザインして貼ることで、高低差が生まれ、リズム感ある空間になっています。