神田に残る木造建築 明神下神田川本店
神田にはいくつかの木造店舗建築が残っていますが、この明神下の鰻屋さん神田川本店もそのひとつ。
創業は、江戸時代末期の1805年だそうです。それから建物は大きくなるも、関東大震災と第二次世界大戦の東京空襲で2度焼失。
今の木造2階建てのお店は、1952年(昭和27年)の竣工です。
廻りは全てビルなのでここだけが空気が違います。
黒い塀で囲まれていて、かつての明神下の雰囲気を残す貴重な建物
入口
玄関は奥の横に配置されていて、門の前から通路が続き、突き当りの奥には中庭が設けられています。
この玄関廻りの人を招き入れる雰囲気はとても良いですね。
暖簾をくぐり木の引き戸を開けると、広い玄関へ
ここで靴を脱いで上がります。
廊下突き当りには鰻の掛け軸
玄関ホール見返り
横に設けられた飾り棚
1階の客室から中庭を見る
縦に広い中庭で、奥行きが感じられます。
壁と床の間
紅柄の赤い塗り壁
1階の廊下
2階の廊下
床の仕上げ
2階客間
大きな床の間のある2階客室
障子は雪見障子です。