京都唐紙の老舗-唐長さん2

日本の和室空間において煌びやかなところは襖です。壁、天井、床と自然素材に囲まれ経年変化により、自然と一体化する落着いた色気のない素材の中で、唯一煌びやかな演出ができる大きな面をもつ襖は非常に大事なデザイン要素であるわけです。それでも、直接的に主張しないで、夕暮れ時の低い光や、ろうそくの光によって浮かび上がる文様などは、本当にセンス良く、日本的でありまさに谷崎潤一郎の陰翳礼讃の世界なのであります。 今回紹介するのは、京都の唐紙の老舗唐長さんのオリジナルデザイン。 どれも品があるものばかりで、職人さんの魂がこめられた一品です。 すげれたデザインは、絨毯や、ファブリックにも充分対応できます。