葉山の別荘(10) 海や空とひとつに繋がるビューバス
さて、非日常を身体全体で感じられるのは、お風呂ではないでしょうか。
ここ、葉山の別荘でも、4人ぐらいは入れる大きなバスを設けました。
既製品のジェットバスも良いですが、ここは、お風呂に浸かって、海や空と一体化するようなお風呂を提案しました。
脱衣室から扉をあけると、奥に浴槽が見えます。手前左は、サウナルーム
海が見えるようにサウナルームの出隅の壁を円形にして、視線が海に抜けていくようにしています。
浴槽と洗い場を仕切る壁
浴槽から洗い場が見えるのは、気が散り、落ち着いて湯船に入れないので避けるようにしています。
この境の壁には仕掛けがあって、暖房が入ります。
よく温泉など行って、湯船につかってのぼせると、縁に腰かけたりしますが、その縁はあまり巾が広くない。
そこでこの浴槽では縁に腰かけられるように巾をとり、さらにこの腰壁に寄り掛かれるように考えました。
肌が石に触ってもヒヤっとしないように暖房を入れた次第です。
足湯にもなり、ひざ下をお湯につけて、ボーと海を眺めます。
こちらは洗い場
さらに、入口側を見返したところ。
温泉ではありませんが、スイッチを入れると、マイクロバブルの泡が出て、お湯が温泉のように白くなります。
このマイクロバブルのお湯が温まるんですよ。皮膚にも良い。
引き戸を引き込んでいるので、半露天風呂気分です。
とにかく気持ち良い
時間が経つのを忘れます。
湯船に肩まで入り、外を見るとこんな感じ。
裕次郎燈台が見えます。
海と湯船のお湯がつながります。遠くに江の島と富士山が見えます。