白井晟一入門 松濤美術館(6)40年ぶりに開放された和室
松濤美術館には、茶室がありました。
今まで使われたいなかった茶室。
事務所の控室として利用されていました。
今回の白井晟一入門という展示会で、40年ぶりに見せてくれました。
入口は一か所
上りがあり、茶道具が並ぶ水屋が正面にあるという、不思議なしつらえ。
アーチの開口をくぐると茶室の和の世界
中はこのように、天井高さをかえながら、落ち着きのある茶室になっています。
白井晟一は、この美術館に来るときは、この茶室に一番長く居たそうです。
市民美術館にも茶室は絶対必要だという考えからつくられたもの。
床の間を超えて半間まで天井が下がっています。
L字に回る下がり天井。
襖が入る面は、さらに天井が低くなり、背が低い襖と障子襖となっています。
この関係性も面白いですよね。
炉はこちらに切ってあります。
しかし実際は使われることがありませんでした。