京都の町屋 無名舎・吉田家住宅のアプローチと中庭
今、中庭にはまっています。都市住宅において、プライベートに自然を感じられる空間。それは中庭しかありません。外に開く借景ももちろん大切ですが、壁で囲まれた中庭は、そこに静けさを生み、目に見える自然を移ろいを感じさせてくれます。京都に残る町屋もくっついた隣地建物との境をうまく利用して、外を感じられる中庭を形成しています。
今回訪問しました、吉田家住宅・無名舎は、道路に倒して幅のあるファサードを持つ、かなりの栄えた商業建築兼住宅であります。
道路んp間口長さに対して税がとられたわけですから、これだけ長いファサードですと、税は相当だったと思います。
玄関を入りますと、細い通り庭と呼ばれる通路が迎えてくれます。
入ってすぐは、お店。
中に入りますと、ちょっとした外部空間があり、その奥は、通り庭の厨房。
この入口玄関からは、まず最初の中庭が目に飛び込んできます。
暗い玄関。明るい通路とあがり。
そこから見える中庭
光と影が織りなす芸術のような空間です。
すだれの架かる中庭空間。光が3方の部屋に注ぎ込まれます。
スケール感はヒューマンスケール。
とても綺麗にメンテされています。良い感じの中庭です。