村野藤吾 ドウトン 全面タイルによるファサード建築
道頓堀川と言えば、阪神タイガースが優勝した時にファンが飛び込む川ですが、なんせ、大阪南繁華街の中心を流れている川なので、街のシンボルみたいなものです。昔に比べますと川の両岸が綺麗に整備されて人が歩きやすくなり、水の都大阪を彷彿させる場にもなっています。遊覧船もあり、結構たのしめる場所になりました。
川の両岸には食べ物屋さんがびっしり
その道頓堀川に面してあるのが村野さん設計のドウトンです。
全ての階に飲食が入るビルで、道頓堀川に向かって解放された窓が並びます。
通り側に出ますと上の階は全て窓の無い壁。
そこにタイルによる絵が描かれています。
巨大なキャンパス
こちらには全く開口部がないので、他の建物のぐちゃぐちゃ感から少し目線をあげることで、違った世界が見えてきます。普通はこちら側も開口部を設けたいと単純に思うところですが、違うんですね。
タイルの補修か安全策か、ネットが貼られていたので、残念ながら全体は見れませんでしたが、この発想は凄いなと思います。
1階廻りはこのように、ハイテンションの装飾看板で埋め尽くされておりますが。