十和田市現代美術館 アートが街に活力を与える
地方の街には活性化する起爆剤が必要です。人口が減り、若い人達は皆大きな都市へと仕事を求めて移り住んでいきます。多くの地方が抱える過疎化。都会の人達わわざわざ遠いところまで呼び込んでくるには、大きなインパクトのある何かが必要。あちらこちらで開催されているビエンナーレもその一つですが、やはりアートの力は凄い。建築では何と言いましても成功している十和田市現代美術館はその先駆的なものでしょう。設計は豊島美術館や金沢21世紀美術館を設計した西沢立衛氏。2008年に完成した後も、多くの来客者で賑わう、地方都市の宝みたいな美術館です。多くの市や美術関係者がこの美術館を介して十和田市をもりあげています。
街に開かれた美術館
街に芸術が飛び出しそうな環境設計が素晴らしい。
大きな赤い蟻は、椿昇氏のアッタという作品。
十和田市の駒街道からイメージされたチェ・ジェンファのフラワーホース
十和田4の通りを彩る花や、未来の繁栄を象徴する作品
白い外壁に描かれた奈良美智氏の可愛い?少女夜露死苦ガール2012
ポーリ・モリソンによる壁画 リンゴの木をモチーフとした白黒の絵で
色は、来館者が自由に想像するという作品
高さ9mの吹抜けカフェから街を眺める
床はマイケル・リンの花模様の作品
今回訪れたのは2回目ですが、常設展示も飽きのこない作品ばかりで、つい見入ってしまいました。