大きなギャラリーは、どんな展示にも可変に対応 八戸市美術館
青森県八戸市にある八戸市美術館に立ち寄りました。
青森県の優れた美術館として、十和田美術館 弘前煉瓦美術館 青森県立美術館がありますが、芸術のネットワークの拠点として八戸市に新しくできた美術館がこの八戸市美術館です。
建物がひしめく八戸市の中心街に、いきなり開けた空間が展開します。
そして広場の向こうに四角いキュービックの建築が見えます。
大きな四角い箱が上に載り、その箱の両側が大きな開口部になっています。
その単純な形態から内部には沢山の光が注ぎ込まれるだろうと想像できます。
前庭の広場
そして入口の両側に開放的な庭が配置されています。
中に入ると、外観で見られたキューブがそのまま内部の大空間に現れます。
キューブの両側からは明るい光が注がれます。
この大きな空間はその名もジャイアントルーム。
この奥にホワイトキューブ、ブラックキューブなる展示室がありますが、この日は準備のために見られませんでした。
このジャイアントルームには可動間仕切りや、背の高いカーテンが設けられていて、展示の内容によって可変に展示空間が仕切られます。
固定された機能ではなく、自由に間仕切りが変えられ、様々な展示に対応できる。
このアイデアで、コンペに選ばれたということです。
可動できるBOXの壁。中には椅子とか小道具が入っています。
上から見たところ
2階の回廊から
回廊の反対側を見る
今回は、こちらのスペースで彫刻展を展開