ヘルシンキ中央駅 軽快なガラス屋根の架かる外にいるようなプラットフホーム
ヨーロッパ各地に繋がる鉄道のホームの屋根は、軽快なガラス屋根になっています。エリエルサーリネンは設計時にガラス屋根を描いていましたが実現せず、1995年コンペにて勝利したエサ・ピーロネンのデザインで2000年に完成しました。軽快な鉄骨フレームと真っ直ぐ伸びるガラス開口部。実に美しい。
軽く、シャープな感じが、重厚な駅舎と対比関係にあって、駅舎からこのプラットフォームに出てくると、パッと視界が開け、まるで外にいるような感じを受けます。
地震が多い日本では、免振構造でもしない限りなかなかこのような繊細な屋根はできずらいのですが、この軽快な感じが出せると、もっと駅舎のイメージが変わりますよね。
駅舎本体との接合部も違和感なく、スムーズに繋がっています。
優れたデザイン力を感じました。