アルヴァ・アアルト 文化の家 宙に浮くような軽快で存在感のある庇 公開済み: 2016年6月13日更新: 2018年10月8日作成者: 冨田秀雄建築アトリエカテゴリー: アルヴァ・アアルト, 北欧建築, 建築・設計について この文化の家の水平庇ですが、良く見ますと2段構成 手前は細く水平ラインを強調し、上は雨を処理しています。これだけのボリュームの2つの建物を繋ぐわけですから。細すぎるのも違和感があり、太いとやぼったく見えます。丁度良い。そこがアルヴァ・アアルトのデザイン力。 右の方がホールへのメインエントランス。 こちらはもう一つのホールへの入り口 フラット天井の庇ですが、光がはいるように一部フレームとなったデザインがなされています。 そしてこちらが銅板の外壁の事務所棟 横連窓の開口部とその間にはめ込まれた銅板の外壁。アルヴァ・アアルトのデザインです。開口部は2つに分かれていて、FIXの大きなガラス窓と換気のために開く窓の複合サッシです。 銅板は時代と共に落ち着く色に変わってきて、今は本当に良い感じ。 こちらは事務所棟のエントランス。アルヴァ・アアルトのデザインとすぐ解る取っ手や照明器具がしっかり装着されています。 赤い煉瓦タイルのホールの外観ディテールはこんな風に柔らかい感じです。この文化の家の為に開発した曲面対応の煉瓦は、角が無く優しい仕上げになっています。人が物に対して持つ感情は、本当に繊細なので、このような優しいディテールの組み合わせから全体のイメージが伝わっていくわけです。 内部は入れませんでしたが、随所にアルヴァ・アアルトらしい優しい曲面の部位があり、包み込まれたようなホールとなっています。 前の記事 アルヴァ・アアルト 文化の家 ホールと事務所の2つの建物を繋ぐ水平の大きな庇 次の記事 アルヴァ・アアルト フィンランディアホール 白亜のヘルシンキの記念碑的ホール 関連記事 アルヴァ・アアルト パイオミのサナトリウム 松林に囲まれた患者重視の診療施設 フィンランドパイオミにあるサナトリウムは、アルヴァ・アアルトの設計による結核患者の為の療養施設として設計されました。1933年完成時には結核という病は恐ろしく、世界に蔓延していました。その患者を迎え入れ治療するのがこ […] 公開済み: 2016年7月28日更新: 2018年10月8日作成者: 冨田秀雄建築アトリエカテゴリー: アルヴァ・アアルト, 北欧建築, 建築・設計について アルヴァ・アアルトの自邸 優しい家具の置かれた暖かいリビング・ダイニング アルヴァ・アアルトの自邸の平面図です。 玄関を入って右がパブリックであるアアルトのアトリエ。左がエントランスホールを介してつながるプライベートな自邸となっています。 庭側には開口部一杯にリビング・ダイニング […] 公開済み: 2016年5月23日更新: 2018年10月3日作成者: 冨田秀雄建築アトリエカテゴリー: アルヴァ・アアルト, 北欧建築, 建築・設計について セイナッツァロの役場 ルーバーを持つ大きな窓 アルヴァ・アアルトの心を鎮める空間 さて、このセイナッツァロの役場の心臓部である議会場です。高い天井そして感じる暗さ。今まで見てきたアルヴァ・アアルトの建物は光を多く採り入れた明るい空間がほとんでですが、このセイナッツァロの役場の議会場は、照度をかなり控 […] 公開済み: 2016年6月28日更新: 2018年10月8日作成者: 冨田秀雄建築アトリエカテゴリー: アルヴァ・アアルト, 北欧建築, 建築・設計について
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