フィンランド ユヴァスキュラ大学 競技トラックを中心とした馬蹄形の配置
アルヴァ・アアルト美術館のすぐ近くにあるユヴァスキュラ大学は、1951年の設計競技によりアルヴァ・アアルトが獲得。それ以後、多くの建物を設計し、今に至ります。競技用のトラックを中心にその廻りを馬蹄形に囲むように大学の建物が配置されており、緑豊かなキャンパスを形成しています。
これは、コンペ後の最初の配置図。
そして今では、更に新しいキャンパスが付け加えられています。その多くがアルヴァ・アアルトが設計したもの。
大きな道路のむこうがキャンパス
トラックの向こう側に見えるのは大学体育館と学生プール棟
キャンパス入り口部分に建つ体育学部棟に入ります。
そして、内部はこのようなアルヴァ・アアルトの世界が展開していきます。
ホールの中央には2段の階段。奥の階段にはトップライトからの光が入り、明るく照らされているので、目線がそちらに向かいます。昇りたくなるじゃないですか。
その階段の左側のガードマンボックスも大きなガラスで囲まれた柔らかいデザイン
掲示板コーナーは木質系の優しい雰囲気
そして階段を昇ります
1層目昇ったところは学生カフェとなっていました。
2層目の階段。その上の天井にはアルヴァ・アアルトの円形トップライトが並びます。
大きな開口部にはめ込まれた階段で、階段の踊り場の向こう側も吹抜け
この踊場後ろの吹抜け空間もなかなか気持ち良いところで、ちょうど学生が話をしていましたが、適度に壁に囲まれながらも、トップライトからの光で明るい。
非常にシンプルなんですが、これはなかなか面白いと思いました。