フィンランド国立図書館 3層吹抜けの閲覧室
フィンランド国立図書館に入りますと、まずは中央ホールが真ん中にそびえ、その両側に閲覧室があります。その閲覧室も3層で、真ん中は吹抜けの大空間。その大空間に椅子と机が並び、パソコン作業をしたり、ゆっくりと本を楽しんだりする市民の姿を見ることができます。静かな本に囲まれた大空間の中で、本と向き合うことができる本当に至福の時間が過ごせます。
2階の廻廊部分。圧倒的な本の数。そして本と気持ち良く向かえあえる通路。空気感を感じられる吹抜け。自分の居場所が解る、安心できる配置計画。
天井のヴォールトにはなたれた開口部からの光は、厚い壁に反射して、柔らかい光で、吹抜け空間を優しく照らします。
窓からは同じ設計者によるヘルシンキ大聖堂が見えます。