ヘルシンキの歴史ある図書館 市民から愛されるリクハルディンカトゥ図書館
ヘルシンキの市内には素敵で魅力的な図書館が沢山あります。フィンランドの人達はそれだけ多くの本を読むということで、日本の図書館利用率をはるかに超えて、本と親しむ人が多いのです。今回訪問したリクハルディンカトウ図書館は、1881年の竣工で、1986年までヘルシンキの中心の図書館でした。今でも多くの本の所蔵があり、沢山の市民が訪れています。人々の想い出が詰まった建物で、本と向き合う。小さい時から年を重ねても、建物はしっかり受け止める。建築って心の拠り所でもあるわけです。このように古い建物が現役でしっかり市民の心に根付いているのを見ますと、本当にうらやましいのと、やっぱり日本はおかしいと思ってしまうのでした。
1800年当時の街並みが残る場所に佇む外観
さりげない正面玄関
中に入りますと、階段が正面にあり、半階昇ります。
突き当りは、事務所
そして両側に閲覧室が続きます。ソファーが置かれ、サロンのような落ち着いた図書館です。
階段は、廊下の突き当りにありますが、この階段のアーチ、柱、手すりのデザインがすごい
別の世界に誘うような重厚感のある階段