台所とトイレと風呂と茶の間にお金をかけた家 林芙美子邸
林芙美子は客間よりも、茶の間、トイレ、風呂、台所にお金をかけました。日々使うところであり、気分転換できるところであり、くつろぐところ。やはり家の中でも今の住宅ではちょっと後回しにされるところが本当は大切なんです。水廻りというもので、風水や家相においてもとても慎重に位置を決めています。
そのあたりの説明
台所の調理台廻りは人研ぎという左官の技。何度も削りこむことで、石のような仕上げになります。今でも十分美しい。
そしてお風呂
天井には細い竹天井が用いられています。
トイレは広くゆとりあるものに、お風呂は、窓があって換気出来、外が見れればより良いです。キッチンは今システムキッチンもあるので、かなりのグレードになっています。あとは、皆があつまるリビングということで、これからの設計でもこのあたりに気をくばりながら進めていきたいと思いました。