ルイス・バラガン カプチン派修道院(3)
ひかりの恵みの教会カプチン派修道院は内部写真撮影NGでしたので、私の撮った写真はありませんが、ここで頂いた絵葉書やカタログ、雑誌からの写真を集めてみました。
まず、暗い前室で心を落着かせた後、大きな木の扉を開きますと、黄金に輝く礼拝室が目の前に現れます。この時の驚きと感動は、今まで体験したことの無いものでした。オレンジの壁と、黄色のステンドグラスから入り込む黄色の光が礼拝室全体を煌びやかに染め上げ、眩いばかりの祈りの空間となっています。
正面に黄金の祭壇。これは、彫刻家マシアス・ゲーリッツデザインです。
左の壁は、鋭角に折れ曲がりその奥から別の光が差し込みます。
そこに十字架があるのです。
縦長の開口からは、黄色い光が注ぎ十字架を照らします。この細長い開口の黄色いステンドグラスもゲーリッツのデザインです。
朝の光は十字架の影を正面祭壇左側の壁に落します。
バラガンはこの建築場所の光の入り具合を良く観察し、最も効果的にその光を捉え空間に生かしました。
小礼拝室から礼拝室を格子を通して見た写真です。正面に光を受ける十字架を捉え、右手に祭壇が見えます。
この小聖堂の格子の上からもハイサイドライトを通して光が注がれます。
中庭、エントランス、礼拝室、小礼拝室等完璧な配置と、その空間の美しさ。まさに祈りを捧げるひかりの修道院でした。
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美しい!