安田侃の彫刻の世界(6)四角いスクエアーなフレームに入る球体 「真無」 寄り添う「ひとつがふたつ」
芝の緑の丘に置かれた白いスクエアーな形態の「真無」
すっぽりと開けられた開口の中に球体が挟まれています。
人工的な安定した四角い箱と、自然の中の最も素の形をした球体のコラボレーション
近寄ると、ビアンコカラーラの白い石の表面に刻まれた彫刻家安田侃氏の魂のノミの跡をしっかりと見ることができます。
球体は思わず触りたく様なツルツルした仕上げ。
廻りは荒々しいノミの跡が残る仕上げ。
こちらは、丘の上に建つ「ひとつがふたつ」
ふたつの楕円形の球体がくっついたデザイン。
遠く、山々や街を望みます。
なんとなく愛嬌があってほのぼのする彫刻です。