谷口吉生 京都国立博物館 教会のような光が射す吹抜けのあるエントランスとシンプルで透明感のある階段

天井の高さを抑えたエントランスの風除室を通り抜けますと、大きな吹抜けのあるエントランスホールが待ち構えます。静かで、空気が引き締まる教会のような空間。無駄なものは一切なく、大きな箱の中に透明な階段、2階の渡り廊下が組み込 […]

谷口吉生 京都国立博物館 障子をイメージするファサード

日本建築の丹精さ、モデュールに込められる統一感、縦横のバランス、水平垂直の作り出すリズム等々日本建築の美しいところを言い出せばきりがありませんが、この京都国立博物館のファサードは、障子をイメージさせるまさに日本らしい建築 […]

谷口吉生 京都国立博物館平成知新館 空気が変わり気が引き締まるエントランスゲート

京都国立博物館平成知新館に行きました。道路の反対側には三十三間堂。歴史ある街並みの中に視界が開け、ゲートが現れます。 垂直水平の世界。 ゲートの先には平成知新館が見えます。非常にパースペクティブな構成 無駄な装飾は一 […]

地下鉄心斎橋駅 阪急ターミナルコンコースアーケード

昔小さい時に行った心斎橋の御堂筋線地下鉄駅や、阪急コンコースにあった豪華なアーケードは、今も記憶の片隅に残っています。子供の心にも残る記憶。それが残るほどにこの駅のプラットフォームやコンコースは力を持っていたのだと思いま […]

もしも建築が話せたら ルイスカーン ソーク研究所 静かに語る建築

渋谷のアップリンクで上映中のオムニバス・ドキュメンタリー「もしも建物が話せたら」を見ました。ヴェンダース、レッドフォードを含む6人の監督がそれぞれに想いを抱く建築に焦点をあて、その建物ができた背景、建築家の想い、街に対す […]

村野藤吾 ドウトン 全面タイルによるファサード建築

道頓堀川と言えば、阪神タイガースが優勝した時にファンが飛び込む川ですが、なんせ、大阪南繁華街の中心を流れている川なので、街のシンボルみたいなものです。昔に比べますと川の両岸が綺麗に整備されて人が歩きやすくなり、水の都大阪 […]

村野藤吾 浪花組本社ビル 複雑で絵画的なファサード

もう一つ心斎橋にある村野さん設計の面白い建物があります。これも雑多な繁華街に面する建築なんですが、廻りの建物に比べても遜色ない奇抜なデザイン。でもこれほどいろいろな事をファサードで試みても、違和感が全くない街自体のパワー […]

村野藤吾 大成閣 アルミ成形材の有機的なファサード

大阪心斎橋から入った通りは、大阪南の大繁華街であり飲食、飲み屋さんが連なる賑やかな場所で、看板が所せましと立ち並び、自己主張する店舗がひしめいているところです。ここに村野さん設計の中華料理店大成閣があります。 多くの看板 […]

大阪御堂筋の宝 大丸心斎橋店本館 ヴォーリズの代表作

昨年末で一旦営業を休業し、解体・新築工事を行う大丸心斎橋店本館を見てきました。時期が遅く残念ながら内部はもう見れませんでしたが、この記念すべき建築を一目見ておかないとと思ったわけです。外壁は保存され、内部も出来る限り残す […]

マーチエキュート神田万世橋 トコトントダ 設計文化祭

今日まで行われていた戸田建設設計部による設計文化祭トコトントダ展をマーチエキキュート神田万世橋イベントスペースで見てきました。 日本のゼネコン設計部の実力は皆たいしたもんだと思います。強味はやはり総合力でしょう。いく […]

永田祐三 長瀬産業大阪本社ビル 石やスチールの繊細なディテール

長瀬産業旧館のデザイン要素を現代風にアレンジしながらも全体として統一感を持たせる。要素を細分化してひとつひとつを現代風に作り直すという設計は大変ではありますが、やりがいのある仕事でもあります。街のヒューマンレベルに対して […]

街並みをつくる長瀬産業大阪本社ビル

大阪四ツ橋筋に面して1928年完成の長瀬産業大阪本店。スクラッチタイルの落ち着いたコンクリート建築でその存在感は今でも十分感じられます。、設計は設楽貞雄。 3階までのアーチ開口部、エントランス上のバルコニーやそれを支え […]