グンナール・アスプルンド ストックホルム市立図書館 新古典主義の建築

四角い箱の上にドーンと飛び出した円柱の筒。この単純な外観からは想像を超えた内部が作り出されているストックホルム市立図書館。通りに面していかにも対称形を成すという感じですが、都市と軸からはわずかにズレを作り、街を歩く人が無 […]

グンナール・アスプルンド 森の火葬場 外と内を繋ぐスライド開口

外と内をつなぐ。これは、建築においては万国共通に考えられている事の一つですが、グンナール・アスプルンドが設計した森の火葬場では、亡くなった魂が森に帰るという概念からして、非常に重要な部分でした。どうやって内部と外部 […]

グンナール・アスプルンド 森の火葬場 魂を森へと還す大礼拝堂

礼拝堂は、亡くなった人と家族の最後の別れの場ですが、グンナール・アスプルンドが設計した森の火葬場の礼拝堂は、その悲しみを優しく包み込むような空間です。 角のない、人を包み込むような内部空間にはいろいろな工夫がなされ […]

グンナール・アスプルンド森の火葬場 家族を優しく繋げる椅子

1920年に森の礼拝堂を、1940年に森の火葬場をグンナール・アスプルンドは設計しています。1920年に礼拝堂を完成させた後、大切な息子を亡くしています。家族を失う悲しさを自ら体験したアスプルンドの建築は、その […]

グンナール・アスプルンド 森の墓地 水に写る十字架がある外の斎場

グンナール・アスプルンドの設計した森の墓地には3つの斎場があります。一つは建物で、森の火葬場。そして、瞑想の丘の上の斎場が2つ目。これは丘の上に木々で囲まれた祈りの場で、先日紹介しました。 そしてもう一つが外の斎場 […]

グンナール・アスプルンド 森の墓地 丘の上に立つ十字架

アスプルンドの代表作でもあります森の墓地。 門から入りますと、広い緑の丘が見えてきます。正面には十字架、そして右の丘には幾本かの樹木 大きな空と緑 まっすぐと伸びる石畳み その先に見える大理石の十字架 丘には階段を棺 […]

グンナール・アスプルンド 森の礼拝堂 白い半球の空間で静かに死者を見送る

スチールの扉は上半分が太陽と十字を背負う騎馬像、下半分はドクロと蛇が描かれています。 その中は白い半球の空間 死者と最後に向き合える静かな光が天窓から注ぐ空間です。 祭壇 そして、半球を支える柱。 何とこの柱は、木製で、 […]

グンナール・アスプルンド 森の礼拝堂 森の中に佇む三角屋根の礼拝堂

スウェーデンを代表する建築家 グンナール・アスプルンドの森の礼拝堂です。 1914年にグンナール・アスプルンドは森の墓地のコンペに勝利し、1920年にその墓地の中に森の礼拝堂を作りました。 門をくぐり、精神的な […]

ストックホルム市庁舎 金のモザイクを貼りこんだ華麗な黄金の間

最後にみたのがこの黄金の間です。 ラグナル・エストベリが設計し、建設が始まり、多くの時間が費やされ、多くの費用が使われました。工事費は当初の予算の6倍まで膨れ上がり、ストックホルム市民からの寄付もすべて使い込んだ状態だっ […]

ストックホルム市庁舎 100個のヴォールト天井のある教会のような階段踊り場

ストックホルム市庁舎の高い塔の下にある階段室もまた見どころが多い場所です。街に対して長く大きくあけられた開口部とそこにはめ込まれた鉄格子の繊細なデザイン。見上げていきますと仕掛け時計があり、そのうえの天井には100のヴォ […]

ストックホルム市庁舎 宇宙を表す小屋組みが見事な議場

さて、この建物の中心というべき議場です。 この部屋に入った瞬間にその華やかさと威厳に満ちたデザインに圧倒されます。 天井は、その高さがよくわからないような色合いがなされ、木の小屋組みがそのまま化粧として表現されています。 […]

ストックホルム市庁舎 名工たちの肖像

建築を作るのは、職人さん達です。いくら建築家が図面を書いても、その意図が伝わり、素晴らしい技術を持つ職人さんがいなければ、人に訴えかける建築はできません。ということをこの設計者であるエストベリもよくわかっている人でした。 […]