国立近現代建築資料館 吉阪隆正とU研究室の建築展を見ました。
近現代建築の図面や資料を集め、それを定期的に展示する建築に特化した美術館がこの近現代建築資料館です。海外ではこのような建築資料を展示する場が沢山ありましたが日本でもようやくこの資料館が出来、建築を芸術、文化として展示でき […]
メタボリズムの建築 丹下健三 山梨文化会館
60年代の高度成長期には人口は爆発的に増え、都市もそれに合わせて有機的に更新・拡張していくものとして考えられており、建築もそれに合わせてどんどん増殖するものとして創造されました。そのメタボリズムの考え方を実際に現したひと […]
庭を取り込む吹抜けエントランス 香川県庁舎 丹下健三
ピロティーからガラスの風除け室を通り内部へと入ります。 左手には池のある庭園が拡がり、開口部一杯に外部空間が目に飛び込んできます。 2階へ上がる階段も上がってみたくなる衝動にかられます。 階段途中踊場からホールを見たと […]
ダイナミックなピロティー空間 香川県庁舎 丹下健三
ピロティーといえばル・コルビジェ。そのコルビジェの基で学んだ丹下さんが、日本に帰り上手く和と咀嚼してこの建物を設計したわけですが、やはり他の建物のピロティーと比べてもその力強さはピカイチではないでしょうか。 […]
日本を感じさせるモダン建築 香川県庁舎 丹下健三
水平方向に強調される手すり、深い影のできるバルコニー、日本建築の手すりを連想させるデザイン。そしてコンクリート打ち放しの力強さ。丹下健三の代表作でもある香川県庁舎を覗いてきました。 コルビジェから学んだ1階のピロ […]
これぞ日本のモダニズム 国際文化会館
面白い四角い手すり。大きな木製サッシ。深い庇。連窓の横窓。日本らしさを併せ持つモダニズム建築。 水平方向に重なる、優れたプロポーションを持つ外観。塔屋がまたポイントになっています。 この平べったい形態は良いですねー。
国際文化会館 庭へと解放されたエントランス
武蔵工業大学で教鞭をとられていた都市計画の住吉教授が退官されるので、そのお祝い会が国際文化会館で行われました。 実はなかなか行く機会がなく今回初めて中まで入りました。 設計は坂倉順三、吉村順三、前川圀男の共同設計という大 […]
東京文化会館 今でも大活躍前川国男の傑作
上野駅公園口をでてすぐ前にある東京文化会館。多くの優れた演奏会が過去何度も開かれ、そのホールの音響の良さは折り紙つき。大きなホールのボリュームにつながる水平に伸びる庇のライン、大きく放たれた開口部から見える内部の華やかさ […]
旧猪股邸 平面図
旧猪股邸に関するレポートは今日で終わりです。今度は、もっと時間をかけてゆっくり見てきたいと思います。気候も良くなってきましたし、花も綺麗に咲いているでしょう。 平面図は、こんな感じです。母屋と茶室を繋ぐ廊下のところが面 […]
旧猪股邸ー江戸傘のあるお庭
今日の猪股邸レポートはお庭に関してです。 大きな木を守る江戸傘という縄のかさですが、雪の多い金澤兼六園のものとは違い間隔は広くとられています。 屋根は低く抑えられ、水平を強調するライン 奥様がクリスチャンであったことか […]
旧猪股邸ー遠近感を出す光悦寺垣
母屋と茶室を仕切るのは、光悦寺垣と呼ばれる、京都の光悦寺にある竹垣の手法です。遠近感を出すために、手前から奥にかけて次第に低くなり、最後は龍の身体のようにうねって地面と一体化しています。 こちらは、面白い形の垣根で、お茶 […]
旧猪股邸ー裏の台所の窓にもお洒落なガラス
今のようにキッチンがリビングの方に大きく出てきたのは最近で、これまでは台所は裏方でした。従って住人以外が入ることは無く、採光・換気の窓を設けてもせいぜいスリガラスを入れる程度と考えるのが普通ですが、さすがは吉田五十八 […]