早稲田スコットホール

しばらくご無沙汰してましたプログを又再開します。 7月に入りましたので、又いろいろな建築デザインを見聞きし、知の蓄積をしたくなってきました。 まず、早稲田スコットホール。早稲田は、家から比較的近いのですが、このホールには初めて足を運びました。現在でも、早稲田奉仕園として礼拝堂として使われる他に結婚式や会議等さまざまな用途に使われている現役なのです。完成は、1922年とありますので80年以上も頑張っているわけで、本当に多くの人に愛されているうらやましい建築なのです。 設計は、ヴォーリズ事務所で、施工監理が早稲田大学の内藤多仲教授と研究室にいた今井兼次助教授ということになっています。レンガ工法で屋根は、木造。内部は、木の屋根構造トラスがそのまま意匠になっています。 外観は、レンガのイギリス積み。 レンガという素材は、最近では三菱1号館の建設で沢山使われていますが、職人が一つ一つ積上げていくので、非常に重厚感があり、又不ぞろいのところが美しい素材です。外観の仕上げ素材と開口部の意匠が建築のデザインを決定する大きな要素でありますが、細さ、軽さ、浮遊感なる現代建築が多い中で私はこの重い感じが好きなのです。