表参道ヒルズ

表参道ヒルズのクリスマスツリーです。 敷地に限りがあるので、ここまでが限界のオープンスペースです。 でもこの狭い敷地にこれだけの中庭スペースと、地下まで続くスロープの流れを作ったものです。日本の施工技術の高さを見せてもらえます。 このヒルズに関しましては、以前の同潤会がはるかに良かったのですが、経済主義の日本で、不動産屋から建替え提案を要求される状況になった際、どのような案が浮かぶでしょうか。 外のけやき並木に建物高さを合わせ、大きなボリュームを地下にもぐらせた力量は、さすが安藤さんですが。 このヒルズ、内部が傾斜路になっているのが最大の売りですが、その斜路に沿って展開している店の床は水平です。この斜路と水平の店の出入口部分の納まりが設計者を悩ますところではないでしょうか。その部分に注意して歩いていますと各お店は、それぞれ苦労した納め方をしています。参考になります。