桶川の家10 黒い外壁が街をしめる
桶川の家の外壁がようやく完成しました。この消費税問題で、職人さんが不足し、また製作物が間に合わないといった非常事態でしたが、少しずつ製品も出回ってくると思います。外壁は初めて用いたサイディング。サイディングらしくない黒の木の模様が入る外壁としました。軒天井も黒く塗装。色を落とすことで、軽い薄っぺらい感じにならないようにしました。
街との調和はいつも念頭において設計していますが、日本の古い建築や町並みは木が黒く焼けていて沈んだ落ち着いた環境を作り出しています。従って経年変化により落ち着いたくすんだ色にならない材料を用いる場合は、初めからトーンを落とした材料を使うのが良いかと思います。
この建築も黒いですが、なかなかしまっていて、いい感じに出来上がりました。
サッシは、外部が黒で部屋内は白です。