旧岩崎邸庭園 和館の庭の大きな敷石と山小屋風のビリヤード室
旧岩崎家住宅は洋館と和館そてにビリヤード室という3つの棟が残されています。和館は生活をした住居ですが、今残っているのはほんの一部。ほとんどが解体されてしまいました。それでも当時の裕福な大邸宅を想像することはできます。私が驚いたのは庭園に敷かれている石の大きさです。石を人が歩く庭の敷石として使う場合は、その表面を地面から出すようにするので石本体の大部分は地面にうめます。ということはこれだけの大きな石の全体像はどれほど大きいか想像するだけで驚きです。
これだけ見ましても、三菱財閥の財力が解ります。
さて、洋館の隣にはスイス山小屋風の木造建物があります。設計は洋館と同じジョサイヤ・コンドル。この建物はビリヤードを楽しむ為の建物。洋館からの移動は、何と地下通路を使います。
内部はビリヤードを楽しむ大きな部屋と地下に降りる階段室、水廻りという簡単な構成
破風の下の円形状の光採りが面白い。大きな庇がつくバルコニーから広大な庭を眺めながらビリヤードを楽しんだり、おしゃべりしたり、優雅で楽しい時間を過ごしたんだなーと感じることができます。