国立近現代建築資料館 吉阪隆正+U研究室 八王子セミナーハウスの迫力ある粘土模型

国立近現代建築資料館は、円形の展示ケースとその廻りの壁が展示壁面となっていますが、その円形の真ん中に今回、吉阪隆正+U研究室の代表作でもある八王子大学セミナーハウスの模型が置かれています。しかも粘土造り。大地から生え出るような建築を作ってきた吉阪さんの好みをそのまま粘土で上手く表現した展示で、丘の斜面に高低差を上手く利用しながら配置された建物が並びます。 この大地に寄り添うように建てられた建築群は、それぞれ個性がありますが全体としてもとてもまとまりがあります。いくつものヴューポイントがあり、視界が先まで抜け、とても楽しい。あちらこちらに佇める場所を持つ建築群です。 セミナーハウスの配置図 配置図や平面図からでは想像できない空間の豊かさを感じることができました。