フォスター+パートナーズ展 トークセッションを聞きに行く
今東京では、昨日紹介しましたゲーリー展が2か所で行われていますし、1日から森ビル美術館でフォスター展、リナ・ボ・バルディー展がワタリウムでと、いろいろ見聞きする機会が目白押しです。今日は森美術館で開催されているフォスター展関連のトークイベントに行ってきました。イギリス建築家ノーマン・フォスター率いる設計集団の多岐に及ぶプロジェクトの商かい。その根底に流れるバックミンスターフラーの未来を見据えた考え等々、盛りだくさんでした。
フォスターが設計事務所を立ち上げて50年。少数の事務所員からいまでは500人を超えるスタッフを有し、世界中に建築を設計しています。
その根底には、太陽光をはじめとする最先端技術による自然との共生、イノベーション(新しい改革、技術革新)を追求して新しい価値観を生み出す。
歴史的建造物の再生、人に開かれた空間の創出。という思想です。
特に環境に関しては、今の省エネルギーが大きく取り上げられる遥か以前から自然エネルギーを用いた機械を使わない空調、採光システムの提案など、人より1歩も2歩も前を行っていました。
つくっている建築はデザインはさることながら、その中に込められた思想が読み取れ、とても楽しい展示会なのではないでしょうか。