金沢市立玉川図書館 明るいルーバー天井と中庭を貫通するブリッジ
さて、内部の図書空間です。中庭側は大きなガラスの曲面開口。そして天井は蛍光灯の光を拡散させる明るいルーバー天井となっています。
天井は2層分で高く、丁度良いスケール感
こちらの棟は図書スペースのみで他の機能は無く、落ち着いて読書にふけれるよう考えられています。
玄関を入りますと、図書空間の真ん中に、事務所、集会室へとつながる階段・ブリッジがあります。
上がりたくなるような階段。
この通路というかブリッジは中庭を貫通していきます。
内部と外部がまじりあう面白い中庭がよく解ります。
先の棟には円形の出部屋があり、そこが喫茶コーナーになっていて、中庭を見ながらお茶が楽しめます。
ブリッジを振り返って図書空間を見たところ。
ブリッジを渡った事務所・集会・会議室棟の1階廊下部分。
右の開口部からは中庭を介して円形の図書スペースが見えます。
この廊下の先は公園とつながるガラス開口。
2階の学習室に上る階段手摺は谷口さんらしいシャープな手すりが付いていました。
1979年の建物なんですが、まったく古さは感じません。本物の質の高い建築だと思いました。