村野藤吾 横浜市庁舎 大きな踊場のあるダイナミックな階段
横浜市庁舎の市民ホールの吹抜けには2階にあがる階段が象徴的に付いています。
吹抜けの階段はその空間の良し悪しを左右する大きなデザインポイント。ここはさすがに村野さんの階段がドーンと付いています。
面積をぎりぎりのところで抑えながらも、その階段が空間を締める。そんな風に見えます。
最初の数段は木がしっかり貼られた階段で、その大きな踊場は、まさに言葉通りひとまずここで休めるような大きさ。演説や演奏もできる舞台のような大きな踊場です。
大きな踊場の手すりは低くしかも太い。安定感抜群
目線が高くなってほんとうに舞台です。
木の踊り場は浮いているように設置
階段を上がっていきますと、壁のタイルレリーフはそのまま会議場にまで続いていきます。
なかなか見応えのある市民ホールでした。