トゥルク市立図書館 充実した勉強スペースと市民がくつろげるスペース
トゥルク市立図書館の2階から3階に上がる階段は、中が真っ赤。刺激的な色がついているのは、この階段だけです。やわらかい雰囲気の空間をつなぐ、目がさめるようなひとときを味わえます。
3階に上がると、そとの景色が迎えてくれます。そして反対側には図書館の大空間
よく見ていきますと、柱があるのですが、その柱が極めて細いのです。
その細さによって大きな図書館がドーンと意識の中に飛び込んできます。
垂直力のみを受ける柱。
奥に進みますと、静かな吹抜けがあり、たくさんの市民、学生が勉強していました。
天井から下がる美しいペンダント照明は、ポール・へニングセン設計のPHアーティチョーク。銅製の72枚のシェードから漏れる光が幻想的な美を感じさせてくれる優れた照明器具です。
大きなペンダントですが、これだけの高い天井の空間には見事にフィットしています。
1階に戻りまして、こちらは子供スペース。ここにも多くの本が並べられ、本を読むスペースも充実。子供の背丈を考慮し、また大人の視線が届くように、本棚も低く設定。
吹抜けからも眺められることで、安心感もあります。
ここからは旧館へ。新館と旧館を繋ぐ廊下は、外をみながら市民がくつろげるスペースになっています。
道路と反対側には川へと続く広場が設けられました。